弊社は、南星産業株式会社として昭和25年に設立された会社です。
設立時は、木材製材業としてスタートし、現在は建築業を中心に営業活動を行っています。
建築業に転出した最大の理由として木材販売をしていた時、余りにも家造りの根幹である木材が軽視されている事でした。
それは、木材の材質よりも木材単価の方が最重要であると、近年変化して来ました。この様な変化は、御施主様にとっては、良くない事だと痛感しました。
木造住宅では一番重要な構造材、並びに造作材を上質な木材を使用し、耐久力のある建物を建てることが大事な事であると思います。これは、当たり前の事ですが、現実は、プレカット工場に任せているのが実情ではないかと推測されます。
弊社は、この様な問題を木材工業の視点から捉え切り込んで行き、さらに充実した家造りを目指していきます。
また木材について補足しますが、数年前、日本でトップクラスの木工技術を誇る音楽楽器メーカーの工場を見学した時、そこでも木材の乾燥、加工に大変苦労されていました。これ程木材とは、デリケートで繊細な材料ですが、反面、一番使い易く、また身近な存在であり、日本の気候風土に合った建築材料だと思います。
そこで建築技術の面から考えると、日本の建築工法は、大変優れた技法が、昔から伝統技術として受け継がれてきました。この技術を勉強するために、幸いにも、系列会社に600棟以上の建築実績のある会社があり、そこで3年間現代建築技術について学ばせてもらいました。
この経験を生かして建築において目に見えない部分の重要性を皆様に理解してもらいたいと考えています。
一、 構造材、造作材を100年以上の耐用年数がある様に問題のない材料を使用する。
二、 建築価格が高額にならない。
三、 あまり奇抜な家を造らない。
四、 大企業にどうしても太刀打ちできない企画、デザインを、御施主様と共同で対応して行く。
五、 年間建築棟数を責任ある仕事を貫く為、限定する。